一般身心の観察(瞑想)

生かされていることに気づく(止観)

思考を止めることによって、物事をあるがままに捉えて正しく見極められるような観察ができます【止観、名色分離智、無分別智】。そして、生かされるがまま(自然の恵み、自然の摂理)を感じられます。
人が生きられる環境が整っているから人は誕生し今に存在していると気づくことで、自然への畏敬の念と感謝の気持ちが起こり謙虚にもなれます。でも、欲望に振り回されている人は、このような気持ちになれません。

人類は自らの快適な暮らしのために自然を壊し続けています。人は無意識でいてもおのずと自我・我欲のエゴの思考を起こしてしまう穢れの備わった存在です。
常に意識して深く心を落ち着かせながら身体と心の感覚や活動を観察することで、余計な思考も抑えられます【仏教の瞑想、身心の観察、内観】。

「自分の生きる道は自分で開く(自分の思いどおりに生きる)」などという生き方をすればするほど自然の摂理に反することにも気づく必要があります。
意志をもって煩悩を滅して、生かされるがままを感じながら生きることができれば、こんな幸せで平和なことはありません…。