ごあいさつ

私は50代後半、愛媛県在住です。四国八十八ヶ所霊場会公認先達です。
四国遍路を活用した修行によって自分がどう変わるかや、現代における遍路修行の有用性などを検証しています。

公認先達について – (一社)四国八十八ヶ所霊場会

お遍路を始めるまでは社寺参拝に関心がなかったため、四国に住みながらお遍路をしたことがありませんでした。地元の者として一度は体験してみたいと思っていた頃に父親が他界し、そのときに趣味としてランニングにハマっていたことから、父親の供養を兼ねた「走り遍路」がはじまりました。49歳のときです。

ランニングは48歳から始めました。ロードランやトレールランのレースにもよく出場しましたが、タイムや順位にとらわれることに違和感を覚えるようになりました。そして人間が本来持っている能力を知るための裸足ランや一本歯高下駄ランに興味を持つようになりました。加えて、ランニングをもっと別なことに生かせないものかとずっと考えていました。
考え方が前向きになるのは、ランニングの良いところです。おそらく、ランニングを趣味としていなかったら、お遍路はしていなかったと思います。ランニングと父親供養とが相まって私の「走り遍路」誕生の原動力となりました。

お遍路さんが着る、綿製の白衣は走りに適しません。かと言って、普通のランニングスタイルではパッと見、お遍路さんとはわかってもらえません。見慣れない者がいると、地元の方々にけげんな顔をされたりしますので、一目でお遍路さんだと分かってもらえる方が何かと都合が良いです。
そこで笠を被ったり、杖を持ったり、走り遍路と書いたゼッケンを身に付けるようにしています。そうしてからは気軽に声を掛けてくれるようにもなり、それが大きな励みとなっています。

「お遍路っていろんな楽しみ方があるんだなぁ」と感じてもらうことで、より多くの人が四国遍路に関心を持ってもらえればうれしいです。

【補足】
私は特定の宗教にこだわりを持っていません。特定の宗教や宗教団体に縛られるのは自己の探求に制約を課すこととなり、宗教本来の考え方にも合いません。哲学や科学に照らす必要もあります。人として正しく生きるための確かな拠り所を得るために、多くの考え方や見方に触れながら、自分なりの宗教観を探求することが大切だと思います。四国遍路はお遍路する人に何ら縛りをかけるものではありません。自らの良心に従い一般的なマナーさえ守れば、自由な修行環境の中で様々なことを学ぶことができます。

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