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思考しないという修行

人は常に何かを思考していますが、そのほとんどが余計な事柄であり、かつ現実でもないことに注意を要します。ある物事に目を向けた瞬間に、既知の情報をベースとする思考が働いて、今ここの現実から離れて想像や仮定の世界に入り込みます。

現実のありのままをあるがままに捉えるには、《思考しない》という、中庸・ニュートラルな姿勢でいることが大事です。今ここに意識がとどまって現実を正しく捉えることになります。

余計なことに関心を持たない(目や耳を向けない)ことでそれに続く思考も抑えられますが、自らの身体と心の感覚や活動を観察する方法を修得すると様々に役立ちます。自らの怒りの兆しに気づくことで怒りが抑えらるように、自らの余計な思考に気づくことでそれが抑えられます。

人にとって思考は当たり前のこと過ぎて、自分が思考しているという認識もないことから、意識的に思考をしない(思考に気づき続ける)という意志・修行が必要です。思考ぐせによって休眠していた本来自らが有している能力も目覚めますから、無意識に思考してしまう悪習をはやく無くしたいものです…。