「走り遍路6巡目」では《四国別格20霊場》のみを巡っていますが、88ヶ所巡りや108ヶ所巡りで通らないようなところを訪れても「何でこんなところにお遍路さんがいるの?」などと変に思われるようなことはまったくありません。どこでも声援やお接待などをしていただけます。私にとってはとても不思議なことです。
それほど四国の人の心の中には《お遍路》《お大師信仰》が根付いており、このことでみんなが一つになれるのです。また、四国各地で見かけるお遍路さんの歩く姿は、四国の土地ならではの風物詩です。
他方、お大師さまという人がホントに実在していたのだなあと思うと感慨深いものがあります。四国にこのような修行の場をつくってくれたことに感謝するとともに、お遍路文化を絶やしてはならないと強く思います。お大師さまの火を消しては四国が四国でなくなります。そのためにも、お大師さまの想いを受け継ぐという気持ちをもってお遍路することが大切だと思っています。
ちなみに、行く先々で道を尋ねたりして、地元の人ともよく話をしますが、一般の方の「四国別格20霊場」の認知度は半々くらいです。別格20霊場があるというのは知っていても、地元のお寺が別格20霊場に属していたとは知らなかったというケースが割と多いです。 「四国別格20霊場」 もPRしていきます!